イズミル、アイシスが弟姉の設定で書いてます。
好奇の目
2009-11-02 Mon 22:11
「私に構うなっ!・・・ここから出て行け!」
背の傷を見ようとした医師の手を掴み治療を拒むアイシスを傍に居た兵士が前に現れ
強引にうつ伏せにさせたと思えば何の躊躇いも無く服をめくり上げ脱がす
「侍女の分際で偉そうな口を聞くな!こうして手当してやるだけでも有り難いと思え」
アイシスは身をよじってうつ伏せになると下肢を引き寄せて前かがみになり、胸を両手で固く抱いて小さくなり悲鳴を上げるが医師は構いもしないで化膿した背中の傷を手早く湯で洗い薬草を貼る、治療が終わったと思えば服を脱がした兵士の一人がアイシスの細い体を軽々と持ち上げ傍らに有った寝台へ投げ込む、振動で背中の傷は火に焼かれるような痛みに襲われ息も出来ず体をよじって呻いた。
「後は好きにしなさい」
医師はそう言うと一人天幕を出る、アイシスは怯えるも強く兵士達を睨みつけた、筋肉質の体格の良い兵士の一人は鎧を脱ぎ無言のまま近寄り胸を覆っている両手を退けるよう求めるがアイシスは首を振り激しく抵抗した。

無題77

「さっさとしろ」
兵士はアイシスの両腕を掴むと頭上に止め置く、その様子をもう一人の兵士がニヤけながら見ていた。暫くアイシスの体を眺め満足したのかゆっくりと重なっていった時だった。
「何をしている、出て行け」
オムリが眉を潜め兵士達を睨みつけると2人の男は慌てて鎧を拾い天幕を出た。それを横目に裸で蹲っているアイシスにオムリは話しかけた。
「おや、平民と思いきや娼婦にまでなり下がりましたか・・あなたの様な美しさなら誘えばどの男も寄って来るでしょうな」
「私は何もしておらぬ!」
「さぁ、どうでしょう。王を裏切り他の男と交わり子をもうけたあなたにそう否定されても・・ああそうだ、今の王妃は実に正直ですな。王子が忘れられないときっぱりラガシュ王に御話なさっておりました。何処ぞの誰かとは大違いだとは思わぬか?国を裏切ったその罰をお前はどう受ける?鞭だけでは足りぬ事は知っていよう・・本来ならば放置するべく鞭の傷を手当せよと命じたのはラガシュ王、次に何か有れば王に伝えるより先に私の判断でお前を殺す事を覚えておけ」
冷たい視線にアイシスは何も言えずただ黙って俯くだけだった。
天幕の外から鼻歌が聞こえて来た、険しかったオムリの表情が穏やかないつもの表情に変わる。
「さ、いつまでそのような格好でいるつもりだ?服を着よ、王が参られた」
慌て傍に有った貫頭衣を着ると腰紐を結び頭を地に付け迎えた。
「傷の具合はどうだ?」
少し酔っているのか上機嫌な様子で天幕の中へと入って来た。
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